美肌に不可欠な栄養素は? コラーゲンではない!

2012年12月03日

まず、たんぱく質が重要です。これがないと肌の再生はできません。実際、どんなに保湿剤やローション、美白化粧品を使っても根本から解決することはありえません。皮膚そのものが、たんぱく質からつくられているからです。

肌の弾力をつくるコラーゲンもたんぱく質からつくられています
コラーゲンというと、コラーゲン入りの化粧品もけっこう売られています。でも、この場合のコラーゲンは保湿効果はありますが、皮膚に浸透し補給しているわけではないので誤解のないように(皮膚に浸透はしません)。

また、コラーゲン入りの飲料、コラーゲン入りの健康食品など、口から摂るコラーゲンがたくさん出回っていますが、コラーゲンを食品で補給できるかは、かなり疑問です

ふつうの食べ物でも、カレイや鶏手羽などはコラーゲンが多く含まれています。でも、このコラーゲンも結局はたんぱく質として体内に吸収されて、腸のなかでアミノ酸に分解されてしまいます。だから、このアミノ酸すべてが肌に行くとは限りません。多くは筋肉や血管、その他の臓器に使われてしまうことになるでしょう。

つまり、コラーゲン入りの飲料や健康食品の多少のコラーゲンを摂ったからといって、なおさら肌に効果があるとは考えられないのです。はっきり言ってしまえば、気休め的(とは言いすぎでしょうか)。

食べたコラーゲンの行方.jpg

コラーゲン合成にはビタミンCが不可欠.jpg

コラーゲンの効果は証明されていない.jpg

それよりも、良質のたんぱく質を十分に摂ること。たんぱく質を分解してコラーゲンを合成するのに不可欠なビタミンCを豊富に摂ること。さらに、鉄、亜鉛などのミネラルをしっかり摂ることの方がはるかに有効です。

ビタミンCの再生や皮膚細胞を守る働きのあるビタミンE、“カサカサ肌”にさせないための栄養素としてビタミンB群(B2、B6、パントテン酸、ナイアシン)、それに肌のビタミンといわれるビオチンも、美肌にとっては不可欠な栄養素です

美肌には、化粧品などの「外のケア」も大切かもしれませんが、それ以上に「中からのケア」が大事!  けっして“片手落ち”とならないようにしていただきたいと思います。

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posted by Dr.ナガシマ at 10:39 | 肌のケア

オイリー肌(テカリ肌)こそオイルケア!

2012年12月02日

「肌の保湿対策」として活用したいオイル。でも、オイリー肌やニキビ肌で悩む人たちは、オイルを避けてきたのでは?

実は、「オイリー肌にオイルはもってのほか」という考えは、大きな間違いでした!

皮脂は、オイリー肌の人にとって悩みの種でもありますが、同時に肌の表面(表皮)を乾燥や感染症から守る大切な役割をもっています。
ところが、とかくオイリー肌の人は洗顔や洗髪を頻繁にしたり、あぶらとり紙で皮脂をこまめに拭き取ってしまいます。これでは皮脂本来の機能を果たすために必要な皮脂をも取り去ってしまうことに。だから、まったく逆効果なのです。

皮脂量が足りないと、正常な肌の状態を保とうとする機能が働いて、かえって皮脂をたくさん分泌してしまうのです
強い洗浄成分のある石鹸やシャンプーも、皮脂を取りすぎてオイリー肌の原因。

それって逆効果だよ!.jpg

むしろオイリー肌の人は、オイルケアが適しているのです。この場合も、余計な物が入っていなくて、皮脂に近い成分を持つ天然オイルが効果的です

その理由は、油系の汚れはオイルで取れるからです。オイリー肌の人というのは脂の汚れがたくさん付いているので、オイルマッサージで汚れた油を取って、さらっとした新しいオイルに入れ替える必要があります。

男性のオイリー肌.jpg

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posted by Dr.ナガシマ at 11:48 | 肌のケア

肌の手入れは中からやらなきゃダメ!

2012年11月09日

■美肌を守る化粧品は本当?

毎日のように化粧品を使う女性の多くは、化粧品こそ美肌を守ってくれると信じているのでは? 美肌、美白という効能を宣伝しながら売られている化粧品がいかに多いか、まさにそのことが物語っているように思われます。

ところで、本当に化粧品は美肌を守ってくれるのでしょうか?

国民生活センターの「危害・危険情報」によれば、発生件数において「化粧品」はトップ
。その内訳をみると約9割が皮膚障害です。しかも、肌のシミ・かさつき・湿疹などの原因が化粧品だということに気づいてない人もいるので、実際はもっと多いと考えられています。

化粧品でトラブル アンケート円グラフ.jpg

合成界面活性剤や合成ポリマー、その他の化学物質で有効成分を浸透させたり、化粧品の形状を整えたり、見た目を良くする化粧品も少なくありません。
これらの化学物質は私たちの肌には全く不必要なもの。長期にわたって使用すると肌のトラブルの原因になります

調査結果(下図)をみると、なんと美肌を守るはずの化粧水や洗顔料での肌トラブルは最も多いのです。実際、某有名メーカーのモイスチャーローションの成分内容をみると、肌によくないと思われる添加剤がたくさん入っています。

化粧品トラブル種類、モイスチュア配合表例.jpg

残念ながら、「しわをのばしてシミを完全に消す」というような化粧品は存在しません。それが皮膚科専門医の共通した意見です。

では美肌をつくり、また、それを維持するためには何が必要なのでしょうか? 

■肌の再生がポイント!

これも専門家の共通した意見ですが、肌(すなわち皮膚)の再生こそ良好でなければならないのです。つまり、外からのケア以上に、体内部からのケアが極めて重要だということです。

そもそも肌は常に再生されています。この再生というのは、当然のことながら外から起こるものではありません。肌内部にある毛細血管、つまり血液で運ばれてくる酸素や栄養素によって皮膚細胞が生まれ変わる(再生)ことで、皮膚の健康が保たれているのです。
皮膚が不健康なのに、美肌というのはありえません!

肌の構造.jpg

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posted by Dr.ナガシマ at 11:24 | 肌のケア