ウォーターサーバー“細菌の増殖”が問題だ!

2020年03月23日

ウォーターサーバーとは、天然水やろ過された逆浸透膜水の入ったボトルを設置して、飲料水を給水できる機器のことです。最近では水への関心の高まりから、定期的に宅配してくれるサービスがあるため、家庭で利用されることも増えています。

このウォーターサーバーの宅配水を麻布大学の古畑勝則教授(微生物学)が調べました。
その結果、使用中に細菌が繁殖し、水道水の基準を満たさないものが数多くあることがわかりました。同教授は「安全性確保のため、衛生管理の対策が必要だ」と警告します。

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ウォーターサーバーの原水は地下水や濾過(ろか)した水道水など。一般家庭では、家族の人数にもよりますが10〜12リットル程度の容器1本を10日前後で消費するといいます。

昨年度、家庭や事務所などで使用中のサーバーの水140検体を調べたところ、全体の3割にあたる42検体が、水道水の水質基準における一般細菌の基準値(1ミリリットルあたり細菌のコロニー数が100以下)を上回ったことが報告されたのです!

ウォーターサーバー内に潜む一般細菌は、従属栄養細菌、カビ・酵母、一般生菌。これらの細菌は体への影響は少ないが、レジオネラ菌やノロウイルスといった危険な細菌が混入することもあります。とくに、ボトルの水をサーバー本体に移すときの空気や、ウォーター本体に水を供給する入り口に手が触れた時などに混入しやすいことがわかっています。

ウォーターサーバー水や市販ミネラルウォーターは一般の食料品扱いであり、「毎日、飲み続けても安全」という前提の水道水の基準と比べてもかなり低いのです。

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ペットボトル 口をつけて飲むと雑菌繁殖!

2019年04月22日

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これから暑さが増す季節。熱中症対策では、水分の補給をこまめに取る必要がありますが、その時に多く利用されるのがペットボトル飲料。ところが、「ペットボトルで麦茶を飲んでいたら食中毒になった」「口はつけずに飲む方が良い」などと、ペットボトル飲料の危険性がネットなどでも話題になっているようです。

ペットボトル飲料に、口をつけるのは本当に危険なのか?
内閣府・食品安全委員会の資料では、「口をつけたペットボトル飲料を保存し、再飲用することは望ましくない」と結論づけたうえで、こう呼びかけています。

「一度開封した後は、その中で細菌などが増殖する。そのため、できるだけ一度で飲み切ること。何度かに分けて飲む場合は、コップに注いで飲むように」。

「なお、口をつけて飲んだ場合はもちろん、口をつけずにコップに注いで再度栓をした場合でも細菌が入ってしまうことがわかっています」。

福岡市保健環境研究所の実験では、
一度口をつけたペットボトルの麦茶の細菌が、常温で100倍以上にも増えたという驚きの結果になりました。

同研究所は、「気温30℃前後の状態は、細菌が繁殖しやすい」としており、「夏場の時期は、より一層注意が必要」と説明しています。

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簡単にミネラルウォーターが作れる『サンゴの力』
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ウォーターサーバーの水は、やっぱりやめたほうがいい!?

2017年02月08日

体に占める水分量の割合は、小児で約60〜70%、成人で約60%、高齢者で約50%と、加齢とともに減少していきます。かつ、高齢者では口渇感を感じにくくなり、体内水分量の低下とあわせ、水分不足の調整が上手くできず、脱水状態となってしまうことがあり、熱中症の大きな原因ともなっています。
特に、年齢が高くなるほど水分補給が大切になるのはこのためです

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ところで同じ飲む水でも、美味しくて、体に良いということから水道水を敬遠し、ミネラルウォーターや浄水器の水などを使う人が増えてきています。

そして最近では、ウォーターサーバーまでも一般家庭に普及するようになりました
ウォーターサーバーとは、天然水やろ過されたRO水(逆浸透膜処理された水)の入ったボトルを設置し、温水や冷水を汲み出すことができる給水機器です。その水も業者が宅配してくれるので便利というところも人気が出てきている理由のようです。

ところが、このウォーターサーバーにトラブルならびに相談件数が急増! 東京都が安全性の調査および商品テストを実施したところ、5台中2台で基準値を大幅に超える一般細菌が検出されたのです。

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いずれも設置使用開始時は細菌ゼロであったものの1台はわずか1日後、もう一台は5日後に基準値を超えていました。また使用2週間後にユーザーレベルでの清掃とボトル交換を行っても、翌日から一般細菌が検出されて、その細菌数が基準の100個/mLを超えるため【飲用不可】と判断されるレベルに達していました。

これではせっかく安全のためにウォーターサーバー導入したのに、かえって危険な水を飲まされる羽目になってしまいます。

一般細菌が検出されたからといって、必ずしも病原菌が存在するわけではありませんが、乳幼児や病人、高齢者など免疫力の弱い人には、【日和見感染症】を発症する場合があるので注意しなければなりません。

つまり、ウォーターサーバーの水を飲料水とすることには問題があるようです。
東京都の報告でも、「粉ミルクの調乳の際、熱いミルクに、さらにウォーターサーバーの冷水を入れるような利用法は避けるべき」と指摘しています。

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水道水よりも本当に安全な飲み水なのかどうかは、よほど慎重に判断しなければならないという良い例ですね。
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