キトサンが塩分を減少、高血圧への効果

2017年08月01日

塩分の過剰摂取は、高血圧や腎疾患、心疾患につながることはよく知られています。

米ハーバード大学公衆衛生学部のSaman Fahimi氏らの研究では、世界の成人の4分の3が1日推奨量の2倍近くの塩分を摂取していて、高血圧や腎疾患、心疾患などの原因になっていることが報告されました。

とくに日本人の塩分摂取量は世界的に多いことで知られています。その結果、高血圧の人が非常に多く約4000万人いると推定されています。30歳以上の男性で約50%、女性で約40%が高血圧を引き起こし、高齢になると何と3人に2人が高血圧という状況なのです。

健康長寿のためには、(降圧薬などのクスリに頼ることなく)血圧を安定させることが極めて重要です。

この血圧を安定させることに対し、「キトサン」が食物から摂取された塩分を低減させて、血圧を安定させることが可能となる研究結果が出されました。

※日本人の平均食塩摂取量は男性11.0グラム・女性9.2グラム(2016年調査)
一方、世界保健機関(WHO)は、食塩摂取目標を1日5グラムが望ましいとしています。
つまり、日本人は平均1日5グラム以上の塩分過剰摂取となっていることになるのです。

愛媛大学医学部の奥田教授らのテストで被験者に食塩を摂らせた後、キトサンを飲ませると血圧の上昇を防ぐことがわかりました。食事で食塩を5グラム摂取しても、その直後にキトサン0.5グラム(500mg)を摂取すれば、血液中の塩素濃度が上がらずに、ACE活性も起こらなかったのです。一方、キトサンを飲まない場合は血圧が上昇しました。

※ACE(アンジオテンシン変換酵素)は、アンジオテンシンTをUへ変換させる酵素であり、アンジオテンシンUは血圧を上昇させる要因です。 つまりACEの活性を阻害することは,アンジオテンシンUの増加を防ぎ血圧の上昇を抑制することができると考えられています。

【実験】キトサンが塩素を吸着!!
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塩素はマイナスの電気(−)をおびています。それに対し、キトサンは強力なプラスの電気(+)をおびている物質です。この強力な磁石のようなキトサンに塩素がくっついてしまうのです。
つまり、食事で塩分を摂っても、胃腸で消化している間に、「塩素」はキトサンにくっつき便として排除されてしまい、減塩効果が得られるのです。

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posted by Dr.ナガシマ at 10:41 | 生活習慣病

医療で生活習慣病と要介護をなくせるか?

2017年05月22日

“お任せ医療”になっていないか?
生活習慣病とは、その名のとおり「食生活や運動習慣、休養、喫煙、飲酒など」の生活習慣が悪化することで引き起こされる病気です。がん、心臓病、脳卒中、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、肥満など、そのほとんどは生命を脅かす病気です。ちなみに、<歯周病や虫歯>も生活習慣病にあげられています。

では、こうした生活習慣病を医療に任せるだけで治るでしょうか? 

残念ながら、自分から生活習慣を変えない限り、根本的には治らない病気なんです。
「先生、なんとかしてください」「すべてお任せします」といった”お任せ医療”ではけっして治らない。

聖路加国際病院名誉院長の日野原医師も「自分のことを医者に頼りきりではいけない。皆さんの健康は、皆さん自身が守るのです」、と言っているのです。

生活習慣病とは?.jpg介護が必要となった原因.jpg

薬で「完治」できるのか?
例えば医薬品。「血圧をコントロールする」「血糖値を下げる」「コレステロール値を下げる」「がんを縮小させる」。こうした薬は症状をおさえることが目的で「完治」にはつながりません。
抗がん剤にしても、がんが縮小する効果があるのはすべての患者ではありません。
※4週間で(たった)2割の人に50%の腫瘍の縮小が見られれば効果ありとして、“抗がん剤”に認可されてしまいます。

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がん治療も根本の原因が取り除けていない、だから再発する!
実はがんも、がん細胞自体が本当の原因ではなく、がん細胞をつくってしまう事(つまり、生活環境や生活習慣のありかた)が根本の原因なのです

そして、今のがん医療では、この根本の原因を問題にしていません。治療が目的で、予防は目的ではないからです。対症療法なのです。

根本の原因が取り除けていないのだから、再発することに何の不思議もないのです

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posted by Dr.ナガシマ at 17:12 | 生活習慣病

男性の骨粗しょう症は、女性より危険かも!

2017年02月02日

「ピンピン110歳」には、筋肉と骨の健康維持は絶対にかかせない問題です。

ところが、男性の大腿骨頸部骨折は毎年2万人以上も発症しているのです。しかも、この骨折の予後は女性よりも悪くて、死亡率が女性の2倍にも達しています。
1年以内の死亡率が31%にもなります。また、死に至らなくても半数以上に痛みが残り、歩行困難となって3分の1が長期療養施設に入所する結果となっているのです。

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つまり、男性の大腿骨頚部骨折は女性に比較して発生率は低いものの、いったん発生するとその後の生活に著しく支障をきたしています。
いくら長生きしても、身体機能がダメになっては“生きる甲斐”というものが失われてしまいますね

男女に限らず、骨粗しょう症は絶対に予防しなければならない疾患です

男性骨粗しょう症 イラスト.jpg

ところで、男性の骨粗しょう症は60歳くらいから増え始め、80歳以上では約半数がかかっている状況です。

骨粗しょう症の予防方法は、基本的には男性も女性も同じ。
「食事と運動」と正しい生活習慣が原則です。
 
特に男性の場合、過剰な飲酒、喫煙、薬、内科的な疾患(腎不全、胃・肝臓疾患、呼吸器の疾患、糖尿病)などが骨粗しょう症の原因になっています。
さらに、メタボも骨粗しょう症にかかりやすいことがわかってきました。

実は、骨粗しょう症も「生活習慣病」の一種です。
つまり、男性の骨粗しょう症は女性と少し違って、生活習慣の改善こそ最良の予防法になるということなのです

男性といえども十分なカルシウムの補給は欠かせません。

もちろん、わたくし(永島)も、そらサプリメントを利用しながら1日1500r以上のサンゴカルシウムを毎日欠かさず補給しています。

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そらサプリメント.jpg

posted by Dr.ナガシマ at 11:28 | 生活習慣病

生活習慣病の予防に『体内環境を改善する4原則』

2017年01月14日

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上の図をご覧ください。現代の私たちは、生活習慣病を引き起こす環境に否が応でも囲まれているのです

しかし普段の生活において、それらを意識することもなく、避けることもできません。
また、この(生活習慣病を引き起こす)環境を改善することはほとんど不可能です。

でも、「体内の環境を改善する」ことは可能です

体内の環境を改善できれば、外の環境からの悪い影響を受けにくくなります。
つまりは、生活習慣病を引き起こすリスクを下げることができるわけです

それが体内の環境を改善し、実際に実行できる「4原則』なのです。

4原則とは、@良い飲み水 A酸化の防止 B毒物の排除 C免疫の強化
posted by Dr.ナガシマ at 16:24 | 生活習慣病

早期発見というのは無い

2016年12月24日

よく、がんのことに対して「早期発見、早期治療」なんて言いますね。
しかし、がんの病巣で早期発見とされる1p大ぐらいの“がん”になるまでには、10年ぐらいかかっているんです。

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がんも代表的な生活習慣病と言われます。

「生活習慣病」とは、何年も、何十年にもわたる悪い生活習慣や生活環境によって体内が汚染され蝕まれまて、結果として病状として現れてきたものです。だから、病院に行くようになった時点では、すでに相当に悪化しているか、進行していると考えた方が正しいのです。

特に、がんの場合はなおさら。
医師の言う“早期発見”というのも、あくまで治療しやすいか否かという「治療サイド」の見解で、私たち「健康サイド」からみたら、末期的であると言わざるをえないのです。再発の危険性もあります!

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症状に表れるもっと以前から「健康に注意」していれば、また、正しい健康法を実践していれば、このような生活習慣病に罹らなくて済んだはずなんです。
posted by Dr.ナガシマ at 15:22 | 生活習慣病

ピンピンに要介護は・・・!?

2016年12月01日

最後まで“ピンピン”でいくためには、当然のことながら要介護になってはダメですよね!

要介護になった原因を調べてみると、血管系の疾患が28%、ロコモ関連の疾患が23%になっています。血管系疾患とは、脳卒中・心疾患・糖尿病など。ロコモとは、筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器に障害が起こり「立つ」「歩く」といった機能が低下してくることです。

つまり、要介護になる原因の半数以上は「血管系の疾患」と「ロコモ関連の疾患」です。これらの疾患は主に生活習慣に起因することから、『生活習慣病』といわれています。

では、自分が要介護にならないようにすることができるのか? そのためにはどうしたらいいのか?

まずは、生活習慣病に罹らないこと。しかも、老化を防止する(アンチエイジング)という自助努力が不可欠です。

「血管系の疾患」と「ロコモ関連の疾患」を防止するだけでも、要介護のリスクを半分以下にすることができるのです

ちなみに、よく言われる「遺伝や加齢」などの影響は比較的小さいようです

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(血管系疾患)動脈硬化の予防に厚労省では「EPA+DHA」1日1000rを推奨→
posted by Dr.ナガシマ at 15:08 | 生活習慣病

あなたの健康のために贈る言葉

2014年12月25日

あなたが健康ならば、病気にならないようにできるだけのことをしてください。

もし病気なら、それはあなたが健康でいるためになすべきとをしなかったからです。

ほんどすべての病気は、かかった後で治すより、かかる前に予防するほうが容易である。


(スコットランドの医師、ジェームス・リンド)
posted by Dr.ナガシマ at 10:21 | 生活習慣病

なぜ、酒もたばこもやらないか・・・

2014年12月22日

『賢者は健康が最大の人間の喜びだと考えるべきだ』というヒポクラテスの言葉があります。(ヒポクラテスは古代ギリシアの医師で、「医学の父」「医聖」「疫学の祖」などと呼ばれている)。

その他にも・・・
「食べ物で治せない病気は、医者でも治せない」「病気は、人間が自らの力をもって自然に治すものであり、医者はこれを手助けするものである」というのも。

つまり、健康を大事にして、なるべく医者にかからないようにしなければならないということなのです。

ところがどうでしょうか。近頃は「常日頃の予防には無関心で、病気になれば何でも医者頼り」になっていないでしょうか?
とくに「生活習慣病」というのは、その人の生活習慣や生活環境から引き起こされる病気です。
がんや心臓病、脳卒中なども生活習慣病の代表的な病気であり、何と日本人の6割以上もが生活習慣病で亡くなっているのです。

一方、生活習慣を改善することで予防できるのも「生活習慣病の特徴」です

私も仕事柄、健康のため生活習慣には細心の注意をはらっています。
たとえば酒もたばこも一切やりません(酒は数年前に、たばこは30歳の時に止めました)。

そんなにストイックになっても・・・、と他人から言われることもありますが、
でも「酒もたばこも、命と引き替えにするほどの価値は無い」と、私は思っています
他に、楽しみは沢山ありますからね(病気になっちゃ、その楽しみもできません)。

実は、7年前にボクシングを始めました。
18年前、体重は10s以上オーバー(身長170p)で、体脂肪率も25%と10%もオーバーのメタボ体質でしたが、BOSSダイエットで65s、15%に減量。さらにボクシングをやって現在は体重62s、体脂肪率10%を維持できるようになりました。楽しみと健康が両立しているわけですね。

毎年の人間ドックでも、健康数値はすべて正常。医師からは「あなたの年齢で、これほど健康なのもめずらしい」と言われるほどです。

人間本来の寿命は120歳という説があります。でも・・・
それに至らないのは遺伝でも、運命でもないようです。「生活環境や生活習慣の問題である」と多くの専門家も認めています

長寿をまっとうし最後まで健康で終わることをPPK(ピンピンコロリ)といい、また「垂直死」とも呼ぶようです。

そのプロセスを踏まえながら「健康」をミッションしていくというのが私の役目だと考えています。
つまり、私がこの世におさらばするときに、このことを本当に理解していただけるのかもしれませんね(笑)
posted by Dr.ナガシマ at 14:21 | 生活習慣病

考え違いから生活習慣病に罹っている!

2014年10月15日

がん、心臓病、脳卒中は代表的な「生活習慣病」。日本人の約6割が、これら3つの生活習慣病で亡くなっています。その他にも、糖尿病、肝臓疾患などがあります。
これらの病気の特徴は、一旦罹ると完治が難しく、取り返しのつかない状態になることもめずらしくありません。

では、なぜ生活習慣病を引きおこしてしまうのでしょうか?
原因はいろいろありますが、まず、多くの人たちがこの病気に関する間違った考え方や健康意識を持っているというのが問題なのです。では、どのような考え方(健康意識)を持っているのでしょうか?それは次のようにまとめられるでしょう。

慢性病でも健康と思っている.jpg

1.生活習慣病で死亡する多くの人たちは健康に対し無関心であり、“ほとんど何もしない行動”をとっている。

2.「自分は健康である、あるいは、そんなに不健康ではない」と、8割もの人たちが思っているが、現実はまったく逆。真に健康な人は全体の5%しかいなく、残りの95%は半健康人と異常人で、すでに生活習慣病になっているか、もしくは、その予備軍になっている(全国健康診断結果データより)。

3.「多少の病気があっても健康だ」と思っている人たちが、生活習慣病で死亡している可能性が大きい。

4.「平均寿命」は当たり前のことだが、そこまで生きられることを保証したものではない。努力なしに平均寿命まで生きることさえ難しいし、ましてや健康長寿やPPK(ピンピンコロリ=最後まで元気で、亡くなるときはさっさと終わる)になることは絶対にない。この平均寿命という誤った考え方で、予防や健康に対する取り組みをおろそかにさせている。


つまり、健康に関しては楽観的な考え方はだめで、むしろ「慎重で、賢く」なければならないのです。
肥満も生活習慣病.jpg
posted by Dr.ナガシマ at 10:43 | 生活習慣病

生活習慣病は、なぜ医療や薬では治せないのか?

2013年03月29日

生活習慣病は、病院では「治せない」「治らない」病気ともいわれます。何故か?
がんや脳卒中、心疾患、糖尿病などの生活習慣病は「うつらない病気」だからのようです。

代表的な生活習慣病.jpg

肺炎とか赤痢のような感染症は「うつる病気」で完治させることができます。うつる病気の原因となる病原菌などは体の外にあって、それが体内に侵入してきたことで発病するので、この敵を病院で撃退してもらえば治ります(原因は病原菌にあるのですから)。

一方、うつらない生活習慣病はその原因が親から受け継いだDNAもあるけれども(そ
れは一部であって)、多くは運動不足や過食、喫煙、飲み過ぎなどの自分の悪い生活習慣や食習慣にあります。くわえて食品添加物や化学的毒物など生活環境の問題もあります。

ですから、うつらない生活習慣病を病院(医療)で排除したり撲滅しようとしても、
そもそも無理なことなのです

でも多くの人の場合はどうでしょうか?
少しでも具合が悪いと、生活習慣病であるのに大きい病院なら治るのではないかと思って、せっせと通います。高額の医療費と薬代を払うのが日本の高齢者の現実の姿。病院からしてみれば、こういう高齢者は最高の“お客さん”になってしまいます。

生活習慣病という名前が付いた時点で、医師や薬で完治させることはできません。自分自身の生活に原因があるので、治せるのも自分自身だけだからです。生活習慣病に対し、医療はあくまで補助的な役割でしかありません。

生活習慣病は、かつて働き盛りに多い病気のため「成人病」と呼ばれていました。ところが子供の成人病も増えて、病気の原因が日常の生活習慣の影響が大きいことが判明したため、平成8年に「生活習慣病」と改められたのです。
posted by Dr.ナガシマ at 11:54 | 生活習慣病

早期発見では遅い! 健康サイドからみた“がん”等

2011年09月01日

生活習慣病とは、何年も、何十年にもわたる悪い生活習慣や生活環境(食品添加物、農薬、有害重金属汚染等)によって体内が汚染され、蝕まれた結果として病状が現れてきたものです。だから、病院に行くようになった時点では、すでに病状が相当に悪化しているか、あるいは進行していると考えた方が妥当なのです。

特に、がんの場合はなおさらです。
医師は早期発見と言うかもしれないが、それはあくまで治療しやすいか否かという“治療サイド”からみたことで、“健康サイド”からしたら、かなり末期的な症状であると言わざるをえないのです。

医師とレントゲン写真.jpg

実際、早期がんで1p大といっても、そこまでがんが成長するに10年ぐらいの歳月がかかっています。さらに、そこから末期がんの大きさになるのに3年〜5年です。

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つまり、病状が隠されていてわからなかっただけで、健康(=予防)の観点からすれば早期でもなんでもない、むしろ遅すぎるのです。

しかも、がんをはじめとした生活習慣病は、必ず生命に危険をおよぼします。

奇しくも、6割もの人たちが生活習慣病で死んでいます。その一方で、7割の人たちが楽観的な考え方を持っていようです(アンケート調査結果を参考)。
これには相関関係があるように思われます。結局、楽観的で安易な健康観を持っている人たちほど、がんはをはじめとした生活習慣病になっている可能性が高い、と結論づけられるのではないでしょうか。



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posted by Dr.ナガシマ at 11:54 | 生活習慣病

私の年代で考える・・・ 最も恐い病気とは?

2011年06月08日

本当に、がんで亡くなる人は多いですね! 死亡割合は3人に1人。さらに、その数も年々増加の一途をたどっています。言うまでもなく、ひじょうに恐ろしい病気ですよね。

けれども、62歳になった私からすれば最も恐ろしい病気は、がんではありません。
それよりも「脳卒中」の方がよほど恐いのです。

その理由は、語弊があるけれども、脳卒中(脳梗塞)は発症して死なずに生き残ることが少なくないからです。しかも助かったからよかった、というようなことには必ずしもならない。後遺症が残り、寝た切り要介護になる可能性がひじょうに高い。

以前、私の恩師から聞いた話です。
−医者は自分が病気になるなら“がん”が一番いいって言うんだよね。いつ頃死ぬかっていうのがわかるから。遺言を残すこともできる。痛め止めの技術も上がっているしね−と。そう言う恩師も数年前に前立腺がんで亡くなりました。

これは、あくまで私の考えですが・・・、私自身、たとえがんと診断されても手術や抗がん剤はやりません。なぜなら治療が過酷であり、QOL(生活の質)が著しく低下してしまうから。つまり、治療の間は自分の活動がほとんど停止してしまいます。しかも助かる見込みもけっして高いとはいえない。

60歳から先はもう余禄。だから「いつ死んでも、それは寿命だ」と思うことにしている(もちろん、すすんで死にたいわけではありませんが・・・)。

ところが脳卒中の場合、先ほども言ったように、たとえ助かったとしても後遺症が残り、寝た切り要介護になってしまう可能性があります。それも何年も、十年以上も・・・。そうなると時間的、経済的な負担は想像以上のものです。

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よく介護保険があるから大丈夫でしょう、って言う人がいるけれども、とんでもない!
介護保険を受給できても、在宅介護の場合、介護する側の家族の時間的な負担は計り知れません。また民間の介護施設に入れた場合(特養なんていうのは数百人待ちでとても入居できない)、数百万円の入居費とともに毎月20万円ぐらいの出費を覚悟しなければならない。

この費用を年金でまかなおうとしても、とても足りない。なので、家族の経済的な負担は相当なものになります。それほどわが国の介護福祉は貧弱というほかありません。

つまり、脳梗塞(脳卒中)は罹ってはならない病気なんです。なんとしても予防しなければならない病気です。
「そんなことができるのか?」と思われるかもしれないが、脳卒中は代表的な「生活習慣病」です。生活習慣を改善すれば十分に予防できる。その点では、がんよりもずっと予防しやすい。

今や病気は自分だけの問題ではありません。逆説的ですけれども医療が発達した分、脳卒中は昔みたいに死なずに、助かる見込みの方が高い。そして介護状態になってしまう可能性も高い。

つまり、「予防」は重大な自己責任なのです。また、家族に対する愛情でもあります。



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posted by Dr.ナガシマ at 17:38 | 生活習慣病