オナラが臭いのは、大腸がんのリスク!
2020年11月02日
女性の死亡率トップの大腸がん。
この大腸がんは進行が遅く、初期の段階では治療しやすく比較的治りやすいがんですが、死亡率が高いというのも大腸がんの特徴なのです。なぜなのでしょうか?



その最も大きな原因として考えられるのが生活環境、とりわけ食事の変化(欧米化)の影響です。
大腸がんの発生には人種的、遺伝的なものよりも、食事などの環境要因が大きいことがわかりました。
腸内環境の悪化で“発がん物質”が!
動物性脂肪や肉類を取り過ぎると大腸がんになりやすくなります。
それは、肝臓から消化液の「胆汁」が過剰に分泌されてしまうからです。
大腸の中には、過剰となった胆汁を発がん作用のある「二次胆汁酸」に替えてしまう悪玉の腸内細菌がいます。しかも、肉食の多い食生活だと、悪玉菌を増やすので、腸内の腐敗を起こして発がん物質がつくられてしまうのです。
特に、女性の場合は便秘になりやすいといわれています。そうするとニトロソアミンなどの発がん物質が腸にたまりやすくなってしまうのです。
オナラや便が臭いのは“発がん物質”の影響かも!

おなかにガスがたまると、苦しいですね。たまりすぎると、おなかがパンパンに張ってしまうし、出るガスも臭くなります。この臭うガスにはニトロソアミンなどの発がん物質が含まれており、大腸がんの原因になります。
なぜ、おなかにガスがたまってしまうのでしょうか。
ガスを作るのは、大腸にいる腸内細菌。大腸に入ってくる食べ物は腸内細菌が分解します。腸の前半部分では善玉菌が多くて、ガスが作られても臭いがなく毒性もありません。
しかし、腸の後半部分に行くにつれて悪玉菌が増えていきます。そうすると、二次胆汁酸や窒素化合物、硫黄酸化物などのガスを作ります。このガスが臭いばかりでなく、毒性があるのです。

しかも、これらの有毒ガスは便秘の人ほどたまりやすく、大腸がんにもなりやすくなるのです。
大腸がんの7割以上が後半部分のS状結腸や直腸などに発生するのも、このためだと考えられています。


この大腸がんは進行が遅く、初期の段階では治療しやすく比較的治りやすいがんですが、死亡率が高いというのも大腸がんの特徴なのです。なぜなのでしょうか?



その最も大きな原因として考えられるのが生活環境、とりわけ食事の変化(欧米化)の影響です。
大腸がんの発生には人種的、遺伝的なものよりも、食事などの環境要因が大きいことがわかりました。
腸内環境の悪化で“発がん物質”が!
動物性脂肪や肉類を取り過ぎると大腸がんになりやすくなります。
それは、肝臓から消化液の「胆汁」が過剰に分泌されてしまうからです。
大腸の中には、過剰となった胆汁を発がん作用のある「二次胆汁酸」に替えてしまう悪玉の腸内細菌がいます。しかも、肉食の多い食生活だと、悪玉菌を増やすので、腸内の腐敗を起こして発がん物質がつくられてしまうのです。
特に、女性の場合は便秘になりやすいといわれています。そうするとニトロソアミンなどの発がん物質が腸にたまりやすくなってしまうのです。
オナラや便が臭いのは“発がん物質”の影響かも!

おなかにガスがたまると、苦しいですね。たまりすぎると、おなかがパンパンに張ってしまうし、出るガスも臭くなります。この臭うガスにはニトロソアミンなどの発がん物質が含まれており、大腸がんの原因になります。
なぜ、おなかにガスがたまってしまうのでしょうか。
ガスを作るのは、大腸にいる腸内細菌。大腸に入ってくる食べ物は腸内細菌が分解します。腸の前半部分では善玉菌が多くて、ガスが作られても臭いがなく毒性もありません。
しかし、腸の後半部分に行くにつれて悪玉菌が増えていきます。そうすると、二次胆汁酸や窒素化合物、硫黄酸化物などのガスを作ります。このガスが臭いばかりでなく、毒性があるのです。

しかも、これらの有毒ガスは便秘の人ほどたまりやすく、大腸がんにもなりやすくなるのです。
大腸がんの7割以上が後半部分のS状結腸や直腸などに発生するのも、このためだと考えられています。



posted by Dr.ナガシマ at 10:32
| がん予防