新型コロナの重症化の要因“肥満”が鮮明に!

2020年04月26日

普通の人に比べて免疫力が低下しているため、肥満の人に新型コロナウイルスの重症化が多いことが欧米各国の医療現場からの報告で次第に明らかになってきました。

いまや肥満人口は世界的に増大しており、新型コロナ被害が各国で深刻化する一因になっている可能性があります。

新型コロナの感染者数、死者数ともに世界最多となったアメリカでは、重症の新型コロナ患者と肥満とを結びつけるデータが相次いでいます。実はアメリカこそ世界的な肥満大国です。

アメリカ政府の疾病対策センター(CDC)によると、基礎疾患の有無で感染者を分析したところ、最も多かった基礎疾患は糖尿病で全体の12%。次に多かったのが慢性肺疾患の9%と心臓血管疾患の9%でした。

糖尿病や心臓血管疾患は肥満が原因となることが多く、今回のデータで肥満と重症化の関連がより一層明白になったのです。

肥満が新型コロナウイルスに感染しやすくなることは、アメリカのみならず世界的な傾向としても認められているようです。

ヨーロッパでも、新型コロナの重症化と肥満の因果関係を示すデータがだされました。
イギリスの調査機関によれば、ICU(集中治療室)に運び込まれた新型コロナの感染者の何と72%が肥満あるいは肥満傾向の患者であったといいます。しかも、BMI25未満の患者は58%が助かる一方で、肥満の患者が生きてICUを出られたのは39%にとどまりました

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新型コロナのパンデミック発生源となり、多くの死者を出した中国でも肥満人口が急増しており、絶対数で見れば世界最大の肥満大国となっています。

世界保健機関WHOは肥満を世界的な「エピデミック(流行)」と表現し、各国政府に対策強化を促しています。

ちなみにWHOによれば、世界的な肥満人口の増加の背景には高カロリー食の摂取や運動機会の少ないライフスタイルの広がりがあると指摘し、肥満が心疾患、糖尿病、筋骨格障害、子宮がん、乳がん、肝臓がんなど様々な病気の主要なリスク要因になっているとも警告しています。

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posted by Dr.ナガシマ at 14:36 | 肥満防止
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