プロテインとアミノ酸と何が違うのか?

2019年06月26日

プロテインの特徴の一つにタンパク質の消化吸収の効率がとても良いことがあります。
このことに関しては、プロテイン1g飲むのも、アミノ酸1g飲むのも同じです
言い換えれば、1gのプロテインは1gのアミノ酸とまったく同等ということなのです。

最近、加齢とともに衰える筋肉作りができるというPRで、アミノ酸入りの健康食品が売られています。

その効果はどうでしょうか?

タンパク質を摂ると、体内でいったんアミノ酸に分解されてふたたびタンパク質に合成されて筋肉や皮膚、臓器などを再生します。
このアミノ酸には20種類あり、体内で合成できる「非必須アミノ酸が11種類」、体内で合できずに毎日食べ物から摂取しなければならない「必須アミノ酸が9種類」あります。

アミノ酸の種類.jpg

では、アミノ酸を摂取するメリットとは何でしょうか?

確かにアミノ酸の吸収速度は早いため、急速に血中アミノ酸レベルを回復させたいような時にはアミノ酸を摂るメリットがあります。
例えば激しい運動直後には、筋肉に多くの血液が流れるため胃腸への血流が悪くなってしまいます。そうした時にアミノ酸を摂取して、体力を回復させることに役立つのです。

一方、アミノ酸よりもプロテインの方が良い点があります。
実際、ホエイプロテインには、アミノ酸がいくつも繋がったラクトフェリンやガンマグロブリンなどのタンパク質が存在します。これらは免疫力を増強するというような健康効果があります。ところがバラバラになってしまったアミノ酸には、そうした効果はありません。

また、大豆プロテインなどの吸収速度はアミノ酸よりもゆっくりとなりますが、就寝前に摂取するときなど大豆プロテインの方が有利です。就寝中、長時間に渡って血中アミノ酸をキープしてくれるからです。

結論を言うと、アスリートでもない限り、とくに中高年層においてアミノ酸を摂取した方がいい理由はありません。それなのに、ある特定のアミノ酸で「加齢とともに衰える筋肉作りをしましょう」というのは問題です。
20種類の全てのアミノ酸をバランス良く補給する必要があるからです(アミノ酸入り健康食品にはそれがありません)。

しかも、アミノ酸入り健康食品の1スティックあたりタンパク質量は3gしか入っていない。つまりアミノ酸の合計量としても3gなのです。

プロテイン食品「サプリタイム」と比較してみましょう。
「サプリタイム」のタンパク質量は約15gで、アミノ酸の総量も15gです。

アミノ酸入り健康食品では「ロイシン40%配合」とうたい、その量がいかにも多いことを特徴づけているけれどもロイシン量は1.2gです。これも「サプリタイム」のロイシン量1.7gよりも劣ります。

どちらにしてもアミノ酸入り健康食品は1スティックあたり3g、それを1日2スティック飲んだとしても合計6gのタンパク質(=アミノ酸)と少なく、中高年層の衰える筋肉作りには、とても足りません

アミノ酸入り健康食品とサプリタイムの比較.jpg

プロテイン・ビタミン・ミネラル配合の総合栄養食品『サプリタイム』
posted by Dr.ナガシマ at 14:36 | サプリメント
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