健康体重をBMIと体脂肪率の両方で見ろ!

2017年10月23日

「健康体重」とは、医学的に最も病気にかかりにくいとされる体重。つまり、標準体重のことです。
普通は体格指数BMIを基準に計算します。日本肥満学会では、BMIの最も適正な値は男女ともに22。この値が統計的に生活習慣病などの有病率が最も低く、長生きできる可能性が最も高くなるからです。

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BMIと疾病率.jpg

でも、体重だけで「肥満か否か? 健康か否か?」を判断することには疑問が残ります。なぜなら、年齢が上がるにつれて“隠れ肥満”の問題が出てくるからです

「かくれ肥満」とは、見た目や体重とは関係なく、(標準体重以下でも)体脂肪率が高い状態のことをいいます。とくに中年期以降に“かくれ肥満”が多く見られるようになります

主な理由は基礎代謝量が低下すること。相対的に消費カロリーよりも摂取カロリーが多くなり、体脂肪がつきやすくなるからです。また、食事の内容もさっぱりしたものが多くなって、筋肉や骨をつくるために必要なたんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しがちです。

隠れ肥満のイラスト.jpg

10人に9人が”かくれ栄養不足”!?

20歳代から60歳代に自分の栄養状態についてアンケート調査した結果があります。
「自分の栄養バランスに自信がある」と答えた人は約2割になりました。ところが、そうと答えた約2割の人たちの血液検査では、何と、10人中9人もが栄養不足と診断されたのです

現代人の栄養が、いかに不足していかということです。この不足というのは、栄養バランスの悪化のことです。

肥満の原因も、実は、栄養バランスの悪化なのです
栄養バランスがちゃんとしていて肥満になることはありえませんからね。

基礎代謝量の年齢変化.jpg

栄養バランスを良くして肥満解消する方法
posted by Dr.ナガシマ at 15:40 | 肥満防止
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