100歳まで生きたいと思う?

2017年06月01日

「100歳まで生きたいと思うか?」というアンケート調査(朝日新聞2011.10.5)をしたところ、「いいえ」と答えた人の割合が65%にもなり、100歳まで生きることへの消極的な意見が多く見られました。

主な理由は、「病気になってまで生きたくない、親族に迷惑をかけたくない、100歳に意味を感じない」など、、、

逆に「はい」と答えた人は35%。当然のことながら積極的な意見が多く、「やりたいことがたくさんある、孫子の成長を見届けたい、長生きすればいいことがある」などでした。

さらに「もし自分で自分の寿命を決められるとしたら、いったい何歳まで生きたいと思うか?」というアンケートを全国の30代〜40代の女性100人にしたところ、なんと! 平均77歳という結果に・・・

現在、女性の平均寿命は86.6歳。世界最長寿を誇っていますが、悲しくも30代〜40代では、それよりも10歳も短くていいと答えているのです。

なぜそうなるかというと、「年を取るほど病気が増える、他人の迷惑になる、長生きしていてもつまらない」など、若い世代ほど年を取ることに対して、かなりマイナスのイメージで捉えているのです。悪く言えば、年寄りは自立できなくなった厄介者と映っているのでは?

しかし、本当にそれでいいのでしょうか?
だれでも年は取ります。しかも、それは極めて必然的で公平なことです。
では、77歳まで生きられればいいと思っている人が、その年になった頃に本当に死んでもいいと思えるのか? 「いや、今は死にたくない、もう何年か生きたい」となることは間違いないでしょう

さらに、80歳になったからといっても同じです。人間、もう死んでもいいとは中々なれないのです。
生きている限りは「生きていたい!」と思うのが人の性(さが)。それも元気であればなおさらです。

ところが平均寿命80歳といっても、その前に亡くなる人は5割近くいるのです。
そして、その多くは、がん、心臓病、脳卒中などの生活習慣病が原因です。
「病気になってまで生きていたくない」と言いながら、その実状は辛い病気に罹って死んでいっているのです

平均寿命まで5割死亡.jpg

その一方で、100歳近くにると、がんの死亡率は極端に少なくなります。老衰や肺炎などによる死亡が多くなります。

年代別がんの死亡割合.jpg

寝た切り要介護の第1の脳血管疾患による死亡割合は、50代以降、100歳になってもそう変わりません。

つまり、“100歳長寿”に近くなるほど、がんにも生活習慣病にも罹りにくく、最後まで元気でいられる可能性が高いのです。また、仮に要介護になっても、その期間はかなり短くて済みます(寿命も近いですから、、、)

さらに調査してわかったことは、100歳以上生きている人のほとんどは、100歳の時点で日常生活に不便のない、自立した生活を送っているということです(慶應大学医学部老年内科学教室の新井康通医師より)100歳長寿者の元気度.jpg

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