なぜ、減塩すると高血圧の予防になるのか?

2017年01月18日

ご存知のように高血圧は動脈硬化につながり、脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。
「ピンピン110歳」を目標とする私に対して、最も注意しなければならないことですね。

ねたきり・要介護になる第一位の原因も脳梗塞なのです。

ところで、高血圧の人が“塩分”を制限すると、その6割に血圧の低下が認められるといわれます。それほど“減塩”の効果は高いのです

では、なぜ塩分を多く摂取すると血圧が上がるのでしょうか?

血圧を上昇させる食塩!.jpg

体内に取り込まれた食塩は、血管中でナトリウムNaと塩素clに分解されます。そうすると、塩素clが血圧を高める物質のACE(アンジオテンシン転換酵素)を活性化してしまうといいます。
このACEには、次の二つの血圧上昇作用があるようです。

一つは、血圧を低下する物質であるキニンを消滅させます。キニンは腎臓で尿の排泄を促したり、血管を拡張して血圧を低下させる作用があります。

二つは、血圧を上昇させる物質であるアンジオテンシンUの生成を促すことです。この物質は、血管を収縮させ、さらに血管収縮作用のあるアドレナリンの分泌を促したり、腎臓からナトリウムの排泄を抑える働きをします。

以上の結果、血圧が上昇してしまうのです。

これに対し、キトサンを摂取することで減塩効果を期待できるようです
キトサンはカニやイカの甲羅などから抽出される動物性の食物繊維です。
20世紀最後のバイオマス(生物資源)と言われ、農林水産省、文部省(現文科省)は約60億円を投じて研究した物質です。

現在では、手術用縫合糸や人工皮膚などの医療用素材から機能性食品、化粧品というような多くの分野で利用されるようになっています。

キトサンは強力なプラスの電気(+イオン)をおびている物質です。その一方で塩素はマイナスの電気(−イオン)をおびています。つまり、強力な磁石であるキトサンに塩素がくっついてしまうので、減塩効果につながるのです。

キトサンはプラスイオン.jpg

このため、食事で塩分を摂っても消化の際に塩素はキトサンにくっつき便として排除されてしまいます
つまり、ACE(アンジオテンシンU)も活性化されずに血圧の上昇も抑えられるので、減塩したのと同じ効果が得られることになります。

キトサン摂取と血圧抑制.jpg

ちなみに、わたくしもキトサンのサプリメント(当社のマックスピア)を20年以上飲み続けていますが、お陰様で68歳の現在にして、最高血圧110、最低血圧70という「至適血圧」の範囲を維持できています

マックスピアの詳細は→
posted by Dr.ナガシマ at 17:06 | 肥満防止
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