肥満は、実は栄養不足からくる!?

2016年12月26日

肥満に関しては、カロリーも重要ですが、「どんな栄養素の入った食べ物か?」という食べ物の質が問題になってきます。カロリーが多い少ないだけでなく、「五大栄養素のバランス」がとても重要になるのです。

「肥満は栄養不足!」と言ったら?
「えっ、この飽食の時代に!?」と思われるでしょうね。でも、それは真実なのです。
WHO世界保健機関では、「現代の肥満は一種の栄養失調状態である」と報告しています

多くの人が「食事=栄養」と勘違いしています。「ちゃんと食べたから、栄養もちゃんと摂れているだろう」にはならないのです。「量」を食べても栄養が偏っていたら「質」としてはダメです。

WHOのいう「現代の肥満」とは、カロリーが高くて五大栄養素のバランスが崩れている現代の食事。それが肥満の原因になっていると指摘しているのです。

五大栄養素のバランスが悪い.jpg

肥満をたんなる「食の量的な問題」としてではなく、「質的な問題」としてとらえる専門家の意見もあります。

米ヒルトン・ヘッド健康研究所のミラー博士は、正しい栄養のバランスさえとれていれば、好きなように食べてもそれで減量できる!「肥満になるのは、食事のバランスが悪いために、体のエネルギー代謝効率が低下していることが大きな原因」と述べています。

本来、食べることは生命を健康に維持するためのもので、お腹をいっぱいにすることを目的にしているわけではありません。したがって、栄養の偏った食べ方をしていれば、体の方では満足しません。不足する栄養素を補うために、“お腹は空きやすく”なってしまうのです

栄養のバランスの良い食べ方をしていれば、“お腹は空きにくく”なります。過食になることもありません。もちろん肥満にもなりません

巷にあるような栄養のバランスを無視したダイエットが間違いであることは言うまでもありません。もう一度言いますが、肥満の主な原因は、「食べ過ぎよりも、栄養バランスの悪化」なのです。

この栄養のバランスというのはアンチエイジング(老化防止)に対しても、とても重要なことになります。筋肉の量は通常、年齢とともに減っていきます。また、その筋肉が減った分、脂肪に置き換わりやすくなるのです。年齢が高くなるほど“隠れ肥満”というものが増加するのもこのためです。

つまり、食事制限だけのダイエットや巷の多くのダイエットは、筋肉の減少という“加齢プロセス”をわざわざ加速させているようなものなのです

年齢と筋肉面積.jpg

posted by Dr.ナガシマ at 15:00 | 肥満防止
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