がんは遺伝か? 予防は可能か?

2016年12月07日

今や日本人の「がん」の罹患割合は2人に1人、また、3人に1人が「がん」で死亡しています。
日本人の死亡原因トップ。しかも、治療しても再発などもあり、完全に“治る”とも言えず、私たちにとって「がん」が最も恐ろしい病気であることに間違いはありません。

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実は、私の父親も66歳の時にすい臓がんで命を落としました。その父親の体質を私も継いでいるのではないか?と思うと、多少なりとも気にかかっているのが正直なところです。

でも、今や私も68歳と父親が亡くなった年齢を越えることができました。健康診断などのデータをみても、その心配はあまりしなくていいようです(けっして油断しているわけではありませが)。

ところで実際、がんは遺伝なのでしょうか?

昨年、米国ハーバード大学で「スウェーデン、デンマーク、フィンランドの同性の双子について」、がんの発生状況を追跡調査し、一卵性と二卵性で同一部位のがんにかかる率から、遺伝の大きさを研究した結果が発表されました。

対象11部位のうち、大腸がん35%、乳がん27%、前立腺がん42%というように、遺伝的な影響が検出されました。その一方で、その他の割合は「環境要因」の影響と考えられました。

さらに、遺伝的なものであっても、それが環境要因の影響を強めたり弱めたりするため、ほとんど「がんの予防」は、環境要因を変えることで可能とされたのです

また双子の1人が、がんにかかった場合、もう1人が75歳までに同じがんにかかるリスクも推計されました。

一卵性と二卵性のそれぞれは、大腸がんが11%と5%、乳がんが13%と9%、前立腺がんが18%と3%となりました。
これらの遺伝的な要因の強いがんであっても、また、双子のように遺伝子が100%一致していても、同じがんになる確率は1〜2割に過ぎなかったのです

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しかも、全体のがんとしては、遺伝は5%以下と推定されました。つまり、ほとんどの人は「がんが遺伝する」ことに対して心配する必要はないということです

がん家系ではないか? 遺伝ではないか? と心配することよりも、原因の95%が「環境要因」の影響なので、その改善こそ最優先されるべきなのです。

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posted by Dr.ナガシマ at 11:20 | がん予防
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