高血圧がなぜ恐いのか? でも、降圧剤を止めるには・・・

2017年10月07日

歳を取れば血圧が上がるのは当たり前、だから血圧が高いのを気にしても仕様がないと思っている人も少なくないようです。でも、それは高血圧がいかに怖ろしい結果を招くのかを理解していないからです。

こういうと変かもしれませんが、高血圧そのものは病気ではありません。あくまで心臓から送り出された血液が動脈の内壁を押す力(つまり血圧)を血圧計で測った値です。

その値が基準値より高ければ高血圧の判定になります。しかし高血圧になる原因は、血管が狭くなったり、血液が粘性が高くなってドロドロになったり、心臓が肥大して血液を押し出す力が異常に強くなったりした結果なのです。

とくに私たち日本人には、高血圧が多いといわれ、現在、約780万人ものひとがその治療を受けています。

高血圧そのものでは症状もほとんど出ないために放置されやすく、そのため「動脈硬化」となり、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳卒中などの発作を引きおこして、生命が奪われたり、要介護の状態になったりするのです。

高血圧→動脈硬化.jpg

このように、あるとき突然のように生命が脅かされるので、高血圧は「サイレント・キラー(沈黙の殺し屋)」とも呼ばれています


実は、高血圧も生活習慣病の一種です。ですから、生活習慣を改善するだけで血圧を下げることも可能になるのです。医学的にも次のことが実証されているようです。

体重を3K減らすだけで血圧は10ほど下がります。
たばこを止めるだけでも血圧は下がります。
適切な運動をするだけでも血圧は下がります。


なお、高血圧になるとほとんど血圧降下剤を使用しますが、長期間服用することになるため副作用が心配されます。

主な副作用は@肝臓機能障害、A血圧の下げ過ぎによる脳循環障害、B倦怠感、頭痛、食欲不振、胃部純痛などの症状です。

降圧剤.jpg

降圧剤は、根本的に高血圧を『治療』する薬ではなく、薬の力で強引に血圧を下げるためのもので、本来は長期間飲み続けるべきではありません。降圧剤を使って血圧を下げるというのは、人間の体からすれば『不自然』なこと。生活習慣の改善に努力して、できる限り降圧剤は使わない方がよいのは当たり前です。

できれば降圧剤から卒業するほうが賢明です。

医療法人 啓生会 安田医院院長の安田医師は次のように言います。
「いつも私がお話しするのは、私は薬を出すのが嫌いですが、高いときには服用すべきです。しかし、服用と並行して止める努力も必要です。当たり前ですが、それをしないと止めることは出来ません」。

ちなみに私(永島)の血圧は、今年3月の検診で上101、下65です。
だいたい、この血圧値を維持しています。もちろん薬は一切飲んでいません。

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posted by Dr.ナガシマ at 17:55 | 生活習慣病